会員制サイトの作り方

今月もなんとか生き残れました!


個人で会社をしているIさんさんのお話です。
 

Iさん

ふぅ、今月もなんとか生活できるだけのお金が稼げました。
来月もこの調子で頑張るぞ!

Iさん

でも…毎月、毎月、売上に追われて不安だな…
売上を上げるには、もっとお客様を増やせばいいけど、対応できる数には限界があるし…
もっとこう「時間の切り売り」をしなくていい方法ってないものか…

田中

ありますよ!Iさんさんのお悩みが「一気に」解決する方法

Iさん

いきなりなんですか?!あなたは誰ですか?

田中

はい、私は会員制サイト構築の専門家「田中」と申します。

Iさん

会員制サイトの専門家?

田中

はい、Iさんのお悩みは会員制サイトを作る事で解決しますよ!

Iさん

会員制サイトを作ったら私の悩みが一気に解決するんですか?(怪しいな…)

田中

はい、Iさんさんのように一人でビジネスを回している忙しい方には今とても注目されていますよ。
Iさんさんはブログかホームページを持っていますか?

Iさん

ブログならやってますよ。

田中

では、ブログに訪問した人にメルマガ登録をおすすめしていますか?

Iさん

メルマガですか?メルマガは登録できるようになっていまね。

田中

では、そのメルマガに登録した方を自動で接客できていますか?

Iさん

自動で接客?できていませんが…

田中

私がこれから紹介する会員制サイトを作ると接客が自動化できるんですよ!
こちらを見てください、これは私が作った会員制サイトです。

田中

左のほう「動画マニュアル」のところにご注目ください。
ここは動画へのリンクになっていて合計6ページの動画へリンクしています。

実はこれ、上から順に毎日朝9時に1つずつ動画が公開されて行くんです。
そして、毎日1つずつ動画を見たお客さんは、自分で知識を付けてどんどんレベルアップしていくんですよ。

また、動画を見忘れないように動画公開と同時に自動でお客さんにメールでお知らせします。
 

田中

例えば、初心者向けのゴルフのレッスンの場合、7回に分けてレッスン動画を見る事で知識の少ない状態から少し知識のある状態になりますよね。
そして、そのように動画で教えてくれた人には、親近感が生まれます。

このように毎日動画で少しでもお客さんにで接触すると、お客さんと発信者の関係性が自動で構築されていくんですよ。
 


同じような商品・サービスが溢れている時代において、関係性というのはとても強力な武器になります。

自分が知らない商品を買う場合、やっぱり全く知らない他人の意見より、小学校以来からの親友から聞くのとでは全然違いますからね。

私が今からおすすめする会員制サイトの構築法ではこのような動画が自動で公開し
小学校以来からの親友のような関係性を手離れで構築することができるんです。

やる事は簡単です、一度動画をセットしておけば、あとは自動で進みますので頑張るのは最初だけです。
 

Iさん

なるほど!見込み客の対応が自動化すると効率が良くなりますね。
一番手間のかかる関係性の構築が手離れすれば、私はレベルの高いお客さんだけを相手にできますね!

田中

そうなんです。そこがとても重要なポイントなんですよ。

それともう一つ、重要なのが会員サイト内からお問合せができる点ですね。
情報を垂れ流しにするのではなく、動画を見て積極的に質問を受け付けるんです。
具体的には動画の下にお問合せボタンを設置します。
問い合わせた内容と事務局とのやり取りは会員サイト内で完結します。

個人情報などの秘匿性の高い内容をやり取りするには、パスワードでロックのかかった会員制サイトで行うのが最適です。
 

Iさん

会員サイト内でマンツーマンで対応する場所があるとお客さんはとても安心ですね。
それに、質問をしてくれた方は「商品を購入する見込み」があるという事になりますね。

田中

はい、そういった見込み客にすぐに商品購入できる機能があるとさらに便利ですよね。

Iさん

そうですね!
会員サイト内で動画の視聴、質疑応答、決済まで一括できるととても効率化しますね!

田中

はい。そうなんですよ。
しかも、一度購入してくれた方は、より高額な商品、継続課金の商品も購入してくれる可能性が非常に高いんです。

田中

使いなれた会員サイトで決済できれば、お客さんも安心して購入できますね。

Iさん

なるほど!
ぜひ私もそのような会員制サイトを作ってみたいです!

Iさん

でも…私はネットの知識が乏しいので、こんな高度なサイトを作れるか心配です…

田中

その辺は大丈夫ですよ!
これからこのページでは、Iさんのようにネット初心者でも、会員制サイトを手軽に構築できるシステムを紹介していきます。

このシステムを利用すれば動画視聴ページの作成やそれに連動する自動メールシステムが簡単に作れます。

Iさんが行う事はお客さんに見せるための「メール文章」と「動画」を用意するだけです。

Iさん

それくらいなら私でもできそうですね。

田中

では早速どうやって作るのか見ていきましょう!

Iさん

とても楽しみになってきました!
 
 

目次

1 会員制サイトが必要な時代背景

本記事では「会員制サイトの構築メリットと具体的な作り方」について書いていきます。

2021年現在、個人でも小規模企業であっても「会員制サイト」が手軽に始められて事業化しやすい環境にあります。

なぜこのようなことが言えるのか?

それは、現在の時代背景にあります。
理由1、IT革命によりメディアのオンライン化が当たり前になった
例えば、気に入った音楽を購入する場合、昔はCDで購入する事が多かったのですが、現在ではネット上の音楽をダウンロード購入することが主流になりました。
同様に、ビデオはオンライン動画に、本は電子書籍に、ゲームはスマホアプリなどに形を変えて来ています。

つまり、買い手が「オンライン上で購入し消費する事にほとんど抵抗がない」時代になっています。

★従来のコンテンツがオンラインコンテンツに置き換わる
CD→音楽ダウンロード
ビデオ→オンライン動画
本→電子書籍
ゲームソフト→スマホアプリ

理由2、コンテンツ販売はネット流通で低コスト実現
CD、ビデオ、本などの現物を作るには大きなコストがかかりますが、直接その中身をダウンロード購入したり、ネット上で視聴する権利を売るネットで完結する販売を行えば、非常に低コストで販売を行う事が出来ます。

★現物販売とネット販売の比較
製作費 高い 安い
配送コスト 高い 安い
参入障壁 高い 低い


理由3、コンテンツさえあれば誰でも収益化できる
スマホの普及によってデジタルコンテンツの購入や流通の敷居はぐんと下がりました。
音楽のダウンロード購入は普通に行われ、マンガなどの電子書籍も購入後すぐにダウンロードして消費する時代です。

また、それらのデジタルコンテンツを販売する側のシステムや環境も個人で手軽に導入できます。

コンテンツを販売するには「カート機能」があればすぐに始められます。

カート機能を使えば、オンラインでクレジット決済などを済ませることができます。
購入したコンテンツは会員制サイトからダウンロードできるようになります。

このような時代背景から、個人でも小規模企業であっても「会員制サイト」を始めやすい環境にあるという事です。


 

2 会員制サイトを構築する事で得られる3大メリット

会員制サイトを作るといろいろメリットがあるのですが、中でも特に重要な3つがこちらです。

1、会員限定のコンテンツで収益化できる
2、顧客との関係性の構築がしやすくなる
3、継続課金の導入で経営安定化する


詳しく一つずつ解説していきます。

2.1 会員限定のコンテンツで収益化できる

会員制サイトを作ると会員だけにコンテンツを届けることができます。
会員になるには、会員登録フォームから登録し、登録の際にクレジット決済機能があれば、登録と同時に決済が済んでしまいます。

★会員登録から登録後にコンテンツを手にするまで

1、会員の登録を行う
→ショッピングカート機能

2、会員登録の際に決済を行う
→決済機能

3、会員限定のWEBサイトを用意する
→会員マイページ機能

つまり「有料の会員制サイト」を作るには最低この3点が必要という事になります。

そして、会員マイページ内では以下のように会員がコンテンツを消費しやすいように設置します。

【会員限定コンテンツ販売の例】
無料の特典ダウンロードセンター
電子書籍のダウンロード
有料メルマガ
有料の動画セミナー配信サービス
月額会員制サイト
電子書籍の年間購読
オンライン塾の運営
電子チケット販売
セミナー会費の徴収
ソフトウェア販売(シリアルキー連動)
データ受け渡し業務
資料請求の配送業務


詳しくは「多彩なコンテンツ販売」
http://www.viral-dealer.com/case/donyu.html

2.2 顧客との関係性の構築がしやすくなる

会員制サイトは顧客との関係性の構築の場として利用できます。

★ようこそ○○様!
会員制サイトにログインすると「田中さんこんにちは!」という名前とあいさつがあるだけで、ちょっとした特別感の演出ができます。

一般的にWEBサイトはその他大勢に向けての発信が多いのですが、会員制サイトの場合には、ログイン時に個人を特定することができますので、より顧客向けに最適化されたサイトを見せることができます。


■個人を特定した付き合いができるため追加購入とファン化が進む
そもそも、顧客になるためには、いくつかの過程を通らないと顧客になりません。
下の図はマーケティングファネルといって「ネット上で見込み客がファンになってくれる過程」を図としてあらわしたものです。

★マーケティングファネル
LP訪問者
メルマガ購読者
商品(お試し)
有料会員
上位の有料会員

この図は会員制ビジネスにあてはめた場合のものですが、上から下に行くにしたがってファンの度合いと購入単価も大きくなっていきます。
いきなり最上位のサービスを申し込む人はまれで、ほとんどがまずはお試し商品を購入して、それに満足した人だけが有料会員になり、さらに上位のサービスに申し込むという過程をたどります。

一方、管理者はこのような会員レベルに応じて適切な対応をする必要があります。

各レベルに応じた対応は以下のようなものがあります。

・会員レベル別に「メルマガによる情報提供」
・会員レベル別に「特別割引価格や特典」
・会員レベル別に「特別イベントご招待」

など、やはり一度切りのお客さんより、何度も購入してくれるお客さんを優遇するべきです。

例えば楽天市場では「シルバー会員」「ゴールド会員」「プラチナ会員」と分けて優遇しているのは有名です。

優遇するとさらにファンになってくれるので、さらに上位の商品を購入してくれる可能性が高まります。


そこで、管理者がぜひ持っておきたいものが「会員レベル別の顧客リスト」です。

会員レベル別の顧客リスト
・メルマガ購読者リスト
・商品購入リスト
・有料会員リスト
・上位の有料会員リスト

このように会員リスト管理すると会員レベル別の対応をすることができるので、顧客との関係性の構築がしやすくなるのです。

■顧客データベースとの連動でさらに高度なマーケティングが可能に
一般的な会員制サイトを構築すれば、このような会員リストを管理するシステムは同時に作る事になります。
顧客データはデータベースを用いてネット上に安全に管理する事が求められます。

データベースを用いれば、顧客の購買履歴、利用履歴、継続履歴、誕生日、住所など様々な角度から検索し顧客をグルーピングできます、

グループ化したリストに対してお得意様対応をする事が可能になります。

2.3 継続課金の導入で経営安定化する

会員制サイトを立ち上げ予定の人ならば「顧客生涯価値」をご存知の方も多いと思いますが、まずはそのおさらいをしてみましょう。

-------引用---------
LTVとは、Life Time Value(ライフ タイム バリュー)の略で「顧客生涯価値」と訳されます。
一人、あるいは一社の顧客が、特定の企業やブランドと取り引きを始めてから終わりまでの期間(顧客ライフサイクル)内にどれだけの利益をもたらすのかを算出したもの。
--------------------

例えば、毎月1000円の会員サービスの場合

6カ月継続しその後退会した人の場合
1,000円×6カ月=6,000円

この場合のLTVは6,000円となります。

12カ月継続しその後退会した人の場合
1,000円×12カ月=12,000円

この場合のLTVは12,000円となります。

顧客1人1人でLTVが異なるので、実際に計算する場合は顧客全体を平均します。

顧客1人あたりの平均LTVが9,000円だったとします。

単純に考えると、顧客1人を獲得するために9,000円まで広告費をかけてよいということになります。


■会員制ビジネスにおいては継続率がLTVアップのカギ

会員制ビジネスにおいては、入会してもらったらできる限り退会せずに、継続して利用してもらうかが重要です。

そして、継続利用してもらうにはどうすればよいでしょうか?

その答えは、一人の顧客をとことん大切に扱いましょうという事です。

大切にするとは具体的には

・毎月魅力的なコンテンツを追加する
・質問などサポート対応をする
・誕生月にはお祝いメールをする
・お得意様専用クーポンを発行する
・積極的にお客様と交流する

のようなもので、一人の人に何を提供したら喜んでもらえるか?という事を徹底すれば顧客満足も上がり、継続して利用してもらえると思います。

■会員制サイト内で継続課金の契約・停止処理ができる

クレジット決済機能が付いた会員制サイトを構築すると、会費の支払いにかかわる手続きを会員自身が行うことができるようになります。

見込み客から1回顧客、有料会員へとステップアップする過程を、全て同じ会員制サイトの中で完結すれば、使いなれた会員マイページの中で決済する事になります。

非常に安心感のある中での決済をする事できるので上位会員へのアップグレードもスムーズに進みます。

マーケティングの世界では、既存客に物を売る場合と、新規客に物を売る場合とで15倍もの労力とコストがかかるというデーターもあるくらいですから、使い慣れた会員サイトでの決済は非常に効率的といえます。

そのため、1つの有料会員が出来たら、さらに上位の有料会員を作成するなど、より収益性の高いメンバーシップ運営が可能になります。

これらの活動は会員制サイトを構築し、その場を活用する事で実現することができます。

3 小規模事業者でも取り組める会員制ビジネスモデル

会員制や月額制サービスと聞くと大手の企業が行っているイメージがありますが、現在ではネットを使う事で小さな会社や個人でも継続課金ビジネスに取り組むことが可能です。

 コンテンツ提供型

ノウハウ等のコンテンツを動画や電子書籍や音声ファイルに変換して販売するモデルです。
ネット販売に適したコンテンツ、売れやすいノウハウは、人の悩みを解決するもの、人間関係、健康、お金の問題などを解決してくれるノウハウになります。
そのようなノウハウをファイル化して販売します。
例えば、ダイエットに効くの運動を教える場合、実際の運動の動きを動画で見せる方が文字で見せるより断然わかりやすいので動画ファイルで提供します。
起業のやり方を一から教える教科書的な内容を販売する場合にはPDFの電子書籍が適していますし、対談音声や音楽などはMP3等の音声ファイルにして販売します。
いずれにしてもコンテンツをファイルにする必要があります。
ファイルにする利点は配送コストがゼロである点と、会員制サイト上においてすぐに閲覧可能な点です。

 

 商品の定期配送型

毎月一定の消費が見込める商品を定期的に届ける販売モデルです。
買い忘れや毎回買う手間も省けるメリットがあります。
プリンターのインクやウォーターサーバー等本体に付随する消耗品や定額制の有機野菜の詰め合わせお届けサービスやペットの餌定期配送等がありま

 ツール提供型

お役立ちツールやビジネスシステム等の毎月の利用権を販売するモデルです。
主にPC上で動作するソフトや、WEB上で動作するシステムの販売に利用されています。
このモデルの場合、会員制サイト上で行う事は、ソフトの配布、ソフトのユーザー登録、ソフトの利用期限の確認、新規契約、退会等が主な使い方になります。
ソフトを起動すると会員制サイトの顧客データとリアルタイム連動して、有効期限内であれば継続して利用できる方式と、あらかじめ決められたシリアルキー等を入力するタイプが一般的です。


 

 サービス提供型

コンサルティング、カウンセリングなど形のない役務を提供するモデルです。
30分5000円の相談料という1回あたりの単価を設けるのではなく、毎月一定額を払う事によって、何度でも相談できる契約形態になります。
税理士やコンサルの顧問契約、定額制のエステや歯科医でも定額サービスがあります

 

 コミュニティ型

「会員同士がつながりたい」というニーズにマッチした会員制ビジネスモデルです。
1つのテーマに特化したコンテンツを提供できるブランド力のある人が、会員サイト内で段階的に学べるコンテンツを提供し、クローズなコミュニティを作ります。
一方的な配信ではなく会員同士がつながれることが大きなウリになります。

 

 オンライン塾型

「好きな時間に授業を受けたい」「場所を選ばずに授業をしたい」といったニーズにマッチした会員制ビジネスモデルです。
教材をPDFにまとめたり、授業を録画し動画にしてコンテンツを提供します。
一方的に情報を伝えるのではなく、生徒からの質問をサポートする事で効果的な学びの環境を構築できます。

 ファンクラブ型

「あの人を応援したい」「会員限定コンテンツも欲しい」といったニーズにマッチした会員制ビジネスモデルです。
芸能人、アーティスト等有名人のファンクラブを会員制サイトで立ち上げ、会員限定のグッズ販売やイベントの先行入手チケット、ファンクラブ会報などの発行を行います。

会員制サイト構築の手順

4 会員制サイト運営に必要なシステムを検討する

4.1 会員制サイトをつくる目的

4.1.1 何のために会員制サイトをつくるのか目的を明確にする

まずは会員制サイトの利用目的を明確にしていきましょう。
以下の項目は会員制サイトの構築目的を項目別に書き出したものですが、難易度が低い順になっていますので
扱うビジネスや商品によってどこまで構築すればよいのかを把握しながらイメージしていただければと思います。

(1)無料登録者のフォロー
会員制サイトの最低限の構成です。
ブログやHPからのメルマガ登録や資料請求者の申し込みフォームを設置します。
登録した人には会員制サイトのIDとパスワードをお知らせし、会員マインページが利用できます。
会員マイページ内でのファイルの引き渡しや登録者に対してメルマガ配信をすることができます。

【扱える商品】
・無料メルマガ
・商品の問い合わせ
・ファイルの引き渡し

(2)ダウンロード販売
上記に加えフォームに決済機能を持たせる必要があります。
買い切り型の商品を販売するにはダウンロード販売システムが必要です。
決済代行会社とのシステム連携をする事でクレジット決済が利用できます。

【販売機能があると扱える商品】
・電子書籍
・音声データ
・電子チケット販売
・セミナー会費の徴収

(3)物販・配送
上記に加えて配送業務の管理をする必要があります。
会員制サイトの運営よりも配送業務の比重が高い場合には、会員制構築システムではなく、ショッピングカートのシステムを利用する事も視野に入れます。

【配送機能があると扱える商品】
・CD
・DVD
・紙資料の配送

(4)定期購読・継続課金
一般的な会員制サイトの機能に加え定期購読の仕組みが必要です。
買い取り型の商品とは違い、毎月一定額の支払いの代わりに継続的に商品を追加、もしくはサービスを提供する必要があります。

【継続課金があれば扱える商品】
・会費の徴収
・協会ビジネス
・顧問契約
・動画視聴権
・有料メルマガ
・スカイプサポート
・月間電子書籍
・ソフトウェア販売

(5)会員同士のコミュニティの運営
会員制ビジネスの最高峰にあるビジネスモデルです。
アーティストのファンクラブ運営や、ビジネスリーダーのクローズドコミュニティの場としての利用が想定されます。
利用する方の大半はファンと呼ばれる方で会員数が多く多種多様な方が利用されます。
会員はネットの利用があまり得意でない方も多く含まれるため、会員がスムーズに入会、退会、会員マイページを利用して目的を達成できる必要があります。スマホ対応、サイトのレイアウト、デザイン、使い勝手に至るまで最新の注意を払う必要があります。
会員への対応、高度なシステム、信頼性のあるシステム構築など高度な運営が求められます。

【コミュニティ機能があると扱える商品】
・サポート型オンライン塾
・ファンクラブ運営

4.1.2 会員制サイト運営のためにはどのような機能が必要か?

目的がある程度決まった後は、どのようなシステムが必要なのかを検討していきます。

会員制サイトを構築して運営するためには、いくつかのシステムを組み合わせる必要があります。

下記図の青い矢印をご覧ください。これは会員が利用する手順を表しています。

図の
1、会員サイトの外側のシステム
2、登録フォーム
3、会員サイト構築

この3つは、お客様が目にするシステム部分で、そのほかの

4、会員データ管理
5、管理者向け機能

この2つが運営にかかわる機能になり、管理者が利用する機能です。

もし、継続課金やクレジット決済等を行う場合には、PayPal等の決済代行会社と契約して、会員制システムと連携する必要があります。

基本的にはこの5つ+1つの大きな機能が備わっていれば会員制サイトの運営はひとまず可能です。


そして、赤い枠で囲った所がそれぞれの細かい機能になり、
これは必須の機能と目的によって任意で必要になる機能がありますので、まずは、自分が欲しいと思う機能があったらチェックしておくと、どのようなシステムを構築するのか目安になります。


 
(1)会員サイト外機能
ログインページ 会員登録後にIDとパスワードを入力して会員マイページへログインするための機能です。
ID・パスワード忘れ復旧ページ 会員がIDとパスワードを忘れた時に会員自身で復旧できる機能です。
特定商取引 ネット上で決済を行う場合に必須の販売者情報です。
プライバシーポリシー ネット上で個人情報を取得する際に必要なページです。
(2)登録フォーム機能
無料登録フォーム メールアドレスを取得するためのシンプルな登録フォームです。
メルマガ登録フォーム メルマガを購読するためのメールアドレスの登録フォームです。
問合せフォーム 電話の代わりとして利用されネットからの問い合わせを受け付けるフォームです。
決済フォーム ネットで決済するためのフォームです。銀行、クレジット等に対応する必要があります。
(3)会員サイト内機能
コンテンツページ 会員限定のコンテンツを公開するページになります。
動画視聴ページ 会員限定の動画を視聴するページを提供
ダウンロードページ 会員限定のファイルダウンロードページを提供
ユーザーサポート 会員からの質疑応答を会員サイト内で行うと秘匿性の高い情報も扱え、やり取り履歴もわかるため意思疎通がしやすいのが特徴
お客様情報確認 会員制サイト内でお客様自身でメールアドレスや名前、住所等の変更を行う機能
会員サイト内での購入フォーム 使い慣れた会員制サイトの中で追加購入を促進する会員限定の購入フォーム
(4)会員データ管理
会員リスト 会員リストをデータ管理する事で登録者、購入者、有料会員等の属性別にリスト管理できる
メルマガリスト データ管理により無料メルマガ、有料メルマガなど購読者リストを分けて管理できる
ファイル管理 ダウンロードファイル、動画、音声等、会員に提供するためのコンテンツ、ファイルを一元管理
支払いデータ システムを通じて支払いのあったデータを記録していきます。領収書。請求書の元データになります。
各種データ履歴 刻々と変わる会員データの登録・変更・利用の履歴を記録しておく事で適正な運営が行える
各種ログ システムのログ、自動処理のログなどを残しておく事で適正な運営が行える
(5)管理者機能
会員管理 会員リストの閲覧と検索、管理者手動でデータ変更する機能
フォーム管理 システムで作成したフォームの一元管理を行います。
会員サイト作成機能 システムで作成した会員限定のページ作成、ファイル公開、動画視聴ページ作成などの一元管理
問合せ対応 会員サイト内で完結する質疑応答場所。会員サイト経由で問い合わせのあった内容に対して返答する。
メルマガ 顧客リストを絞ったうえでのメール配信をします。
ステップメール 登録から○日経過などあらかじめ決められたストーリーを登録者個別にメール自動配信する機能
コミュニティ管理 会員同士がサイト内で交流するための掲示板運営とその管理
決済代行会社との連携 決済フォーム、クレジット決済、継続課金を実現するための決済代行会社との連携機能
・決済代行会社
クレジット決済 個人では導入が難しいクレジット決済もPayPalなどを利用すれば比較的簡単に導入できる
継続課金の実施 PayPalでは継続課金の実施が簡単で外部のシステム連携機能も可能

4.1.3 あなたのビジネスに会員制サイトは本当に必要か?

ここまでお読みになって、あなたの行っているビジネスに会員制サイトが本当に必要かを考えてみてください。
目的と必要なシステムを精査すれば、必ずしも会員制サイトが必要ない場合もあります。

【会員制サイトが必要ない場合】
(1)無料メルマガを配信したい場合
決済を行う必要がなく、無料メルマガ、資料請求等を行えればよいという場合には
メルマガシステムを導入して身軽な運営をしたほうが良いでしょう。

(2)手軽にコンテンツ販売を行いたい
オンライン販売に比重を置くが、継続課金を望まず単発の販売を主にやっていくのであれば
ココナラ等のコンテンツマーケットに参加する事も視野に入れたほうがよさそうです。

(3)物販・配送をメインで行いたい
配送の必要な商品を取り扱う場合には会員制サイトではなく
ショッピングカートなどの物販を得意としたシステムを利用する方が得策です。

【会員制サイトが必要な場合】
(4)有料コンテンツを販売したい
コンテンツを音声、動画、PDF等のファイルにして販売したり、コンテンツの請求者、購入者と長期的な関係性を作っていきたい場合には会員制サイトは最適です。

(5)月額課金サービスを販売したい
月額課金のサービスを始める場合には会員サイトは必須です。
会員サイト内でコンテンツを継続的に提供したり、お金のやり取りをするのに最適です。

(6)会員同士のコミュニティ機能が必要
会員同士のコミュニティを目指す場合には会員サイト、決済、継続課金、フォーラム機能など必須です。

4.2 会員制サイトの構築するための手段

会員制サイトの構築するための手段としては、大きく分けて自分で設定するか既存サービスを使うかのどちらかです。

【自分で制作する場合】
・ベーシック認証を利用する
ベーシック認証とは通常のWEBサイトに鍵(認証)をかけて、IDとパスワードによってその認証を突破する事でページを見る事が出来る仕組みです。
最近のレンタルサーバーは基本的にこの機能をユーザーが簡単に操作できるよう、サーバーパネルから設定できるようになっています。
ただし、この方法の場合ユーザー個別にID・パスワードを持たせることが難しいため本格的な会員制サイトを作る場合には適していません。

・WordPressを利用する
WordPressで会員制サイトを作るにはプラグインを利用することで実現します。
ただし、会員制サイトを作るためのプラグインはいくつかあり、目的を明確にしたうえでプラグインを探す必要があります。
またプラグインはフリーのものが多いため更新が滞り、WordPressの更新によって突然使えなくなるなどのトラブルになる場合があります。会員に影響を及ぼすためシステムの担当者が専任でいないと難しい方法です。
→WordPressを会員制サイトにする3つの手順

・オリジナルシステムを外注
オリジナルシステムをシステム会社や外注サイトなで外注先を探して構築する方法です。
コストと時間はかかりますが一番最適なシステムを構築できます。
ただし、目的を明確にしたうえで機能の仕様の決定、細部にわたり制作の指揮をとれる人がパートナーにいない場合には中途半端なシステムになる恐れがあります。


【既存サービスを使う場合】
・専用システムをレンタル
メルマガシステム、フォーム作成システム、ショッピングカートなど既存システムは山ほどあります。
そのようなシステムを月額でレンタルして利用する方法です。
会員制サイトを構築するといってもファイルの販売だけであればフォーム作成システムで十分な場合がありますので、目的を明確にして必要なシステムを選択する必要があります。

・複数のシステムを組み合わせ
通常システムは強みやウリがあり、メルマガの得意なシステム、フォーム作成の得意なシステムが存在します。
そのようなシステムを組み合わせる事で目的のシステムを完成させる方法です。
この場合、複数のシステムのそれぞれの連携をとる手間とそれぞれにレンタルコストがかかるデメリットがあります。

・一括で導入する
会員制サイトを構築する事が得意なシステムを利用する方法です。
メルマガ、フォーム等専用システムには機能では劣りますが、一括でシステムを導入できるため目的に合ったシステムを構築する一番簡単な方法です。

4.3 会員制サイトの構築費用

・ベーシック認証
基本的にレンタルサーバーに付属する機能を利用するためレンタルサーバー代がそのまま費用という事になります。
月200円~

・ワードプレスの構築費用
ワードプレスの利用自体は無料ですが、動作するにはレンタルサーバーが必要です。
最近はレンタルサーバーに標準でワードプレスをインストールできる機能が装備されているため、コストとしては実質レンタルサーバー代となります。
月500円~

・専用システムレンタル料金
専用システムはレンタルサーバー上で動くものと、サーバー代を含んだものがあります。
無料とうたったものも存在しますが、基本的には試用するという使い方になるため、本格的に利用するにはやはり有料版を利用する必要があります。
システムといっても大企業向けのものから個人で手軽に利用できるものがあります。
大企業向けのものの場合WEBサイト上に料金表が掲載されておらず、問い合わせ後に料金を交渉することが一般的です。
個人向けや小規模向けの場合には料金表が掲載されており、シルバープランやゴールドプランなどいくつかのプランから、選択して購入することが多いです。

個人向けのシステム
メルマガシステムの場合 月3000円~
フォームシステムの場合 月1000円~
会員制サイト構築システムの場合 月3000円~

・プラットフォームの利用コスト
最近、サロン運営システムやダウンロード販売のオンラインマーケット、コンテンツ販売のオンラインモール、フリーランスへと外注先のマッチングサイトなどプラットフォームが充実してきました。
このようなプラットフォームは利用する場合、利用時には利用料がかかりませんが、収益が上がった場合その売上の数パーセントが手数料として差し引かれます。
一般的には5%~10%がプラットフォームに入る手数料になりますので10万円を売り上げた場合、5千円~1万円の手数料がかかる事になります。

・オリジナル制作(外注)の費用
会員制のシステムをオリジナルで制作する場合で個人の外注に見積もりをすると、簡単なシステムであっても10万円程度は最低かかります。
正式にシステム会社に依頼すると最低100万円程度の見積もりは掛かります。
システム制作がニッチなので、他と比較する対象がないため相場が分からず、場合によっては数百万、数千万のコストがかかる場合があります。
基本的にオリジナル制作は個人や小さな会社が選択する方法ではありません。
上限なし

■結局費用はいくらかかるのか?

実は、ひとつの目安があります。それは、費用が「定額」か「手数料」かという事です。

定額とはシステム代金で毎月一定額の支払いになり、手数料は原則プラットフォームを利用するという事です。


【定額vs販売手数料】
月6万円以下の売り上げの場合は手数料制がお得
月6万円以上の売り上げの場合は定額制がお得

つまり、毎月6万円の売り上げが見込むなら、月3000円程度のシステムは導入するべきです。

毎月18万円の売り上げなら9000円のシステムは導入してもよいという事になります。

4.4 運用にかかわる手間が軽減できるのといかに安く利用できるかがカギ

ここまでお伝えしたことをいったん情報整理します。

1、販売する商品は決まっているか?
2、会員制サイトの構築目的が明確になっているか?
3、目的達成のためのシステム構成は?
4、そのシステムは構築予算は?

このような事が明確になってくると、ほぼ設計とイメージは固まってきたと思います。

これから会員制サイトを始める方は、音声ファイルや動画、ノウハウ情報をPDFにまとめたものなどのコンテンツ販売がをベースにする事をお勧めです。
そのコンテンツをユーザーにお届け(無料で配布、有料で販売する)する事を会員サイトによって行います。

システムを利用する上で重要なポイントは、運用にかかわる手間が軽減できるのといかに安く利用できるかです。

費用のところでお伝えしたように、プラットフォームは始めやすいですが、一旦儲かってきたときには手数料が無視できません。

つまり、最初から定額制のシステムで、なるべく会員制サイトを運営するためのシステムが一通りそろったシステムを導入する事が結局一番の近道だと私は思います。

もし、私と同じように考える場合には、今からお伝えするシステムが非常にお役に立てます。

 

5 会員制サイト構築に関する具体的な手順

1、必要な機能を確認する

全体の流れを図で確認する
以下は会員制サイトの利用者と管理者の機能を図にしたものです。まずは全体像を軽く俯瞰してみてください。
緑の数字がユーザーの流れオレンジが管理者の機能になります。

ユーザーの流れの確認
(1)無料版申し込みページ メルマガ登録フォームやランディングページ等を作成し、無料の特典等と引き換えにメールアドレスを取得します。
(2)自動返信メール 入力されたメールアドレスに、IDとパスワードを送信します。この時点で特典を渡してしまう場合にはメール中にURLで案内します。
(3)会員ログインページ 発行されたIDとパスワードで会員マイページへログインします。パスワード忘れの自動回復機能があるとさらに良いでしょう
(4)会員マイページ ID、パスワードでロックされた会員限定のWEBページです。音声、動画、PDF等の会員専用コンテンツをここに設置します。
管理者に必要な機能の確認
(1)会員管理 登録した会員のデータ管理を行います。
(2)登録フォーム作成 登録フォームを作成する機能です。無料登録の他、決済機能と連動すれば1回決済、継続課金等に対応します。
(3)会員マイページ作成 会員マイページの構築を管理画面から行う機能です。ファイルの管理も管理画面からアップロード可能
(4)サポートデスク 会員との質疑応答を管理画面から行います。ファイルの送受信もできると利用の幅が広がります。
(5)メルマガ 登録会員に対して一斉メールを配信します。セグメント配信ができると細かい対応が可能です。
(6)ステップメール あらかじめ決められた複数のメールを登録した日から順に送信していきます。接客の自動化ができます。
(7)決済管理 商品の購入履歴や外部の決済代行会社のシステムと連携する事でクレジット決済に対応することができます。

2、システムを導入する

(1)ネットにつながったPCを準備する
PCはできる限り最新のPCを使うようにしてください。PC動作が遅いだけでストレスがたまり途中で挫折しやすくなります。サイト構築はGoogle chromeなどのWEBブラウザで行います。

(2)独自ドメイン・サーバーを契約する
LPの作成や会員制サイトのシステムを設置するためにはサーバーが必要です。
また、会員制サイトでは個人情報を扱うのでSSLの導入が必須となっております。
どのようなサーバーの導入すればよいのかは、こちらからお問合せいただければ回答いたします。
問い合わせてみる

(3)会員制サイトのシステムを導入する
レンタルサーバー上で動くシステムで必要な機能がそろったシステムを導入してください。
メルマガシステム、Wordpressを利用して会員制サイトを構築する方法もありますが、もしよろしければ必要な機能が最低限整った弊社が開発したシステムをご利用ください。
14日間無料の会員制サイト構築システム

(4)決済代行会社PayPalの申し込みをする
PayPalは個人でも手軽にクレジット決済を導入でき、かつ手数料が安く入金も早いため、非常に使い勝手がよい決済代行会社です。
ただし、本人確認書類の提出と審査で、申し込みから利用開始まで2~4週間程度かかる場合がありますので早めに手続きをする事をお勧めします。

【参考】会員制サイトにおけるPayPalの継続課金の導入方法をわかりやすく解説します


3、作成したコンテンツを入れる
順番的には3となっていますが、コンテンツを作るタイミングはシステム導入前でも後でもいつでも行うべきなのですが、コンテンツが必要な場面とその用途を把握しておくことで、どのようなコンテンツを作成すればよいのかが見えてきます。

会員制サイトの構築時に最低必要な3つのコンテンツ

(1)無料登録ユーザー獲得用コンテンツ
無料メルマガ、無料会員の登録という無料の会員であっても、人は魅力的なプレゼントがないとなかなかメールアドレスを登録してくれませんので、登録のお礼に引き渡すコンテンツが必要です。

(2)無料会員向けのファン化促進用コンテンツ
無料会員に登録してくれた方へ継続的に情報提供するためのコンテンツが必要です。
無料登録してくれたとはいえ、次の有料商品を購入していただくための階段を、お客様自身で上っていただかなければいけません。
そのための手段として最も簡単で効果が高い方法がYoutube動画です。
動画でお客様の声、引き渡し済のノウハウに対しての補足説明、質問の回答等を作成し会員制サイト内で限定で公開します。

動画マニュアルとして登録のお礼と動画マニュアルを公開した例

(3)有料会員への販売用コンテンツ
最終的に販売したいコンテンツを作成します。

 

6 会員制サイトの運営方法

会員制サイトの成功は、もちろん収益を上げる事です。
できるだけ多くの会員を集めて、できるだけ有料の会員になってもらえばもちろん収益が上がるのは容易に想像できます。
では、会員制サイトで売り上げを上げるために、やるべきことをもう少し細かく分解してみましょう。

売上の公式としては非常に単純なものです。

会員数×月額単価=サイト月収

サイト月収を2倍にするには、会員数を2倍にするか、単価を2倍にするか、両方を1.5倍同時に上げるか、いろいろ方法はあります。
会員数を大きくしていくには、新規会員を増やすのとできるだけ退会者を出さない工夫が必要です。


■サイト月収を最大化するために
もう少し具体的にイメージするために仕組みと合わせてみていきましょう

頑張る方向性として4点に集約されます。

(1)集客数を増やす
(2)無料版の登録率を高める
(3)有料会員への促進
(4)有料会員辞めさせない工夫をする


それぞれ詳しく見ていきましょう。

6.1 集客数を増やす

新規会員はできるだけ、無料メルマガ登録や無料お試し会員など、まずは無料の会員をできるだけ増やすことに注力します。

・ブログ集客
ブログで最新情報や実践者の声等を更新して集客に役立つコンテンツを配信します。

・SNS集客(facebook、youtube等)
ブログの更新情報や集客用の動画を配信してSNSからの集客を増やします。

・お友達紹介キャンペーンの実施
ある程度ファンというレベルの会員が増えてくると紹介したいという方も出てきます。
この紹介したい方を効率的に動かすための仕組みとしてキャンペーンを実施します。

・広告、アフィリエイトの実施
予算が取れる場合には、有料会員の販売のために広告、アフィリエイトの実施も視野に入れます。
特に会員制ビジネスの場合、毎月の課金が見込めるため、単品販売よりも予算は取りやすいはずです。

6.2 無料版の登録率を上げる

・オフィシャルサイトを作る
オフィシャルサイトはブログよりも情報整理して掲載できるため、信頼感を得る場所、信用の証として作成する事をお勧めします。
会社概要、価格表、商品の特徴、お客様の声など購入の判断材料となる情報を掲載します。

・ランディングページを作成する
商品の魅力をより集中的に伝えるためにはランディングページの活用は欠かせません。
無料登録のコンテンツ、あるいは商品を魅力的に紹介する文章を書いて登録率を上げていきましょう。

・魅力的な登録特典を作る
無料登録するともらえる特典を用意します。無料といえども、簡単には登録してもらえませんので、お金を払ってでも欲しいと思える内容のプレゼントが必要です。

・登録しやすいフォームを設置する
登録者の負担にならないように、なるべく使いやすいフォームを作りましょう。
作成する際には以下のような点をクリアしているフォームを用意する事をお勧めします。

・スマホ対応のフォーム
・入力項目はなるべく少な目に(メールと名前程度)
・SSLに対応する

6.3 有料会員への促進

・接触頻度を上げて関係性を作る
登録直後も客はまだ不安に思っているので、積極的に情報提供し接触頻度を上げていきましょう。
無料で渡したコンテンツを補足する内容やサポートをすると効果的です。
基本的にはメールでのコミュニケーションが中心となります。


・追加のコンテンツ提供
無料登録時にはお伝えしていなかったサプライズ特典や、有料コンテンツの一部分を切り出して提供するなど、登録した方限定というプレミアム感のあるコンテンツを提供して有料会員への導線とします。
また、登録完了後に届く自動メール、ステップメール、動画等を活用すると追加コンテンツの提供が自動化する事ができます。


・スカイプ相談の実施
有料版の加入を迷っている方へ、スカイプ音声通話の相談を受け付ける事をお勧めします。
音声通話をする事でより運営者がリアルに感じられ、購入への心理ブロックがかなり取り払われます。
相談ついでに購入の案内もスムーズにできますし、信頼感もアップするため入会後の継続率も高めることができます。


・購入しやすいフォームを利用する
購入者の負担にならないように、なるべく使いやすいフォームを作りましょう。
決済方法も、銀行だけではなく、便利なクレジット継続課金が利用できるPayPalを利用する事をお勧めします。
出来れば、使い慣れた会員サイト内での決済フォームが利用できるとさらに購入率が高まります。

6.4 有料会員を辞めさせない工夫

・有料コンテンツの価値を高める
情報は時間によって価値が薄れていく傾向にあります。
たとえ普遍的な情報を扱っていたとしても、お客がお金を払い続ける意味を毎月与えなければなりません。
特に月額サービスの場合、利用者は毎月お金を払うため、その都度有料会員を継続するかの評価をしています。
それにこたえるためには、最新版のノウハウに更新する事や、毎月情報を追加する事で情報の鮮度を高める必要があります。

・金額を変更する
月額サービスの値付けは、既存会員へも影響を与えるため、そう簡単に変更できませんので慎重に決定する必要があります。
値段が低すぎると会員数がいくら増えても利益になりませんし、高すぎると新規入会者が増えません。

値付けの変更を検討する場合には、提供しているサービスの金額に対して価値が妥当か判断する必要があります。
価値が足りない場合には、まずはサービスの質を上げる事に注力します。その後値段を変更を検討します。
値段については直接会員へアンケートを取る事で見えてくる場合もありますのでお勧めです。

値上げする場合
既存会員、新規会員一律に値上げをする場合には、会員へのそれなりの説明が必要になってきますが、既存会員の値段を据え置きにして、新規に募集する会員・再入会のみを値上げすればスムーズに値上げを実施する事が出来ます。
既存会員はやめにくくなりますし、有料会員を検討していた方へは「値上げする前に入会して置こう」という事で入会の理由ともなります。

値下げする場合
一方、値下げは基本的に行わないようにします。
会員制ビジネスの価格は「サービスの質」を「お金という数値」で表したものなので、値下げをすると、既存会員へのイメージが非常に悪くなります。
また、自分より資金力のある競合がいる場合には、真っ向から勝負ができません。
同じ価格で、同じサービスや品質を保つことは非常に難しいため、値下げをするのではなく、ニッチな方向へと価値をシフトしていく事が必要になります。


・コスト意識を別の物にシフトさせる
会員制サイトの課金には、毎月お客が何に対してお金を払っているのか、会員と共有する事はとても重要です。

月間電子書籍など教材等の購入の場合、毎月の教材の追加をしていれば一応のサービスとして成り立ちますが、そこに、教材の音声サポートを追加する事により、教材にお金を払っているのではなく、サポートにお金を払っている状況にシフトします。

うちの会社の場合は、最初システムの利用権のみをレンタルする方式だったのですが、お客様からの要望によりサーバーに設置した状態でサーバーとシステムを一緒にレンタルする方式に徐々に変更していきました。


・顧客サポートを充実する
有料会員をやめる理由の一つとして「サポートが充実していない」ことがあげられます。
質問をしても返事がなかったり、返事が遅かったりすると「解約しようかな」と思われても仕方ありません。
代わりのサービスを探し始めるきっかけとなってしまいます。
ですから、サポートを通じて顧客との親密性をアップする事が重要です。


・コミュニティを運営
コミュニティの運営はとても敷居は高いです。
1つのテーマに特化したコンテンツを提供できる、ブランド力のある人の存在が必要だからです。
アーティストや先生と呼ばれる人物の存在が必要で、その人が発信する情報を皆で共有して「会員同士で情報共有したい」というニーズがある場合には実施する価値はあります。

会員制サイトの作り方のまとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、会員制サイトを構築ための具体的手順をメインに解説しました。


わたしが現段階(2018年4月時点)で 
会員制サイトの運営をおすすめする大きな理由としては

・会員限定のコンテンツで収益化できる

・顧客との関係性の構築がしやすくなる

・継続課金の導入で経営安定化する

・個人でも小規模企業であっても「会員制サイト」が手軽に始められる環境にある

・買い手が「オンライン上で購入し消費する事にほとんど抵抗がない」時代になっている

・既存システムの導入で個人でも小規模企業であっても「会員制サイト」を始めやすい


という事が挙げられます。

ぜひ会員制サイトの構築のヒントとしていただき
あなたのビジネスに存分に活用して頂きたいと 
心から思っております!

会員制サイトをいち早く構築したい方へ

ここでは公開していない会員制サイトで成功するノウハウや

結果の出る運営方法を期間限定で映像でご覧いただけます。

今すぐ会員制サイトで売上をあげたいならチェックしてみてください。


本文でもご紹介しました、会員制サイト構築システムを利用して
動画で作ったノウハウ動画をご用意いたしました。
この動画は毎日1つずつ公開されていきます。
動画を利用した、関係性の自動構築のサンプルとしても、参考になる内容になっております。

実際に会員制サイトへの登録と会員マイページの挙動を確認する事もできます。

また、今回ご紹介できなかった、口コミを利用したキャンペーンの利用法についても限定公開しています。

■動画の内容
(1)会員マイページ
(2)集客・顧客育成の仕組みを設計するための3ステップ
(3)わずか3分でクレジット決済フォームが作れる
(4)会員制サイトの効果的な運営方法
(5)キャンペーン機能


無料 無料で「会員制サイト構築のためのノウハウ動画」をプレゼント

リンク先は、無料版の登録となっておりますが、ツールをご利用いただかなくても動画はご視聴いただけます。