11 blastengine連携

メルマガの到達率をアップ
blastengine

当システムは、全プラン標準でメール配信エンジン「blastengine」と連携することができます。
通常のサーバーからの配信よりメルマガの到達率をアップさせることができます。

全プラン対応

1. メールの到達率は売上に直結する

メール配信を行う際、「届いたかどうか」は単なる技術的な問題ではありません。
届かなければ、売上に直結するチャンスを失うことにつながります。

 「開封すらされない」=「販売機会の喪失」
 届かないメールは、開封もクリックもされない。そもそも存在を認識されない状態です。

特に、キャンペーンの案内やセール情報は、お客様に“今すぐ買いたい”と思わせる重要なきっかけになります。
しかし、もしメールが届かなければ、開封されることなく消えてしまうため、到達率の改善が売上アップには重要な要素になります。

特にドコモ、au、ソフトバンク等のメールの到達率が重要な理由

 国内キャリアのアドレスは要注意!
特にドコモ、au、ソフトバンクは迷惑メールの基準が厳しいため、企業からのメールが届かないケースが多発します。

 国内顧客の多いビジネスでは影響大!
キャリアメールの比率が高い顧客層(高齢者層やライトユーザー)には、到達率が業績に大きな影響を与えます。

では、売上に直結するメールの到達率はどうやって上げればよいのでしょうか?

2. 到達率を上げる重要なポイント

メールの到達率を上げるにはどうしたらよいのでしょうか?

そこで、このパートでは、メールの送信の仕組みを理解いただき、その仕組みの中で到達率に特に重要な設定をポイントを解説していきます。

サーバーに詳しくない方でもわかりやすいよう図解しましたのでメールの到達率アップをしたい方はぜひご確認ください。

メール送信の仕組みを解説

メールの送信の仕組みを簡単に図解すると以下のような図になります。

① メール送信サーバーからメールを送信

登録メールやメルマガなどのすべてのメールは、あなたの利用する送信サーバーから出発します。

② 受信サーバーでメールを仕分け
受信者のメールアドレス毎に各受信サーバーにメールが届きます。
受信側(Gmail、キャリアメールなど)が、迷惑メールかどうかを判定し迷惑メールと判断された場合ここでブロックされてしまいます。
ここが到達率を左右する重要ポイントです。

③ ユーザーの受信トレイに到着
受信サーバーのチェックをクリアすれば、晴れて顧客の受信トレイに到着します。

この中で一番重要なのが
①のメール送信サーバーで迷惑メールと判断されないメール作成し
②のメール受信サーバーに受け入れられやすいメールを送信するという事になります。

迷惑メールと判断されないための「メール送信サーバー」4つの重要ポイント!

先ほどの図解でメールが「確実に届く」状態を作るためには大本である「メール送信サーバー」の設定が重要となりますが、その設定の中でも到達率に直結する、4つの重要なポイントについて解説します。見慣れない内容が並んでいると思いますが、こちらの4点は非常に重要なため、ぜひご確認いただくことをお勧めします。

 

① SPF/DKIM/DMARC対応(送信者の正当性を証明)

  • なぜ必要?
    これらは、送信元が正当な送信者であることを証明する仕組みです。
    これがないと、「なりすましメール」として迷惑メール扱いされてしまいます。


② IPレピュテーション管理(送信元の信頼性を維持)

  • なぜ必要?
    受信サーバーは、送信元のIPアドレスの「信頼スコア」を基に、メールを「受信するかどうか」を判断します。
    これが低いと、すべてのメールが迷惑メール扱いされます。

 IPレピュテーション管理とは
メール送信時のIPアドレスの「信頼度」を高く保つための管理活動です。
受信側のメールサーバーは、送信元のIPアドレスの過去の送信履歴(スパム送信の有無など)をもとに「このIPアドレスは信頼できるか?」を評価します。

具体的な管理内容
・スパム送信の防止:不正な送信をブロックし、IPの評価が低下しないようにする。
・クリーンリストの維持:不達(バウンス)アドレスを除外して、無駄なメールを送らない。
・送信ボリュームのコントロール:1回の大量配信を避けて、段階的に送信量を増加させる。
・ブラックリスト登録の回避:もしIPアドレスがブラックリストに載った場合は速やかに解除する。

IPレピュテーションが悪化すると、すべての送信が迷惑メール扱いされ、顧客にメールが届かなくなります。これを防ぐため、blastengineのような配信エンジンは自動でIPレピュテーションを管理してくれるため、手間なく高い到達率を維持することが可能です。

③ キャリア・ISPへの個別送信ロジック(メールの“送り方”を最適化)

  • なぜ必要?
    Gmail、iCloud、ドコモ、au、ソフトバンクなどの受信ルールはそれぞれ異なります。
    そのため、最適な送信方法(スロットリング、リトライ戦略など)を使い分ける必要があります。


④ 配信後のバウンスメール対応(不達アドレスの自動除外)

  • なぜ必要?
    送信できなかったアドレス(バウンスメール)をそのままにしていると、IPの評価が低下します。
    不達アドレスを早期に除外しなければ、リストの質が悪化し、迷惑メール判定のリスクが増大します。

WEBサーバー単体では1/4しか対応できません。

どんメルでは、WEBサイトを主に運営するためのサーバーを利用しており「メール送信サーバー」としても一定の機能は果たしますが、以下の点でビジネス利用には不十分です。

  • 信頼できる送信サーバーの構築が大変
    自前でIPレピュテーションを管理するのは難易度が高いため、迷惑メール扱いされるリスクが高まります。

  • 大量のメルマガ配信に向いていない
    通常のサーバーは数百〜数千の一括送信に耐えられないことが多く、送信遅延や送信失敗が発生するケースがあります。

  • 対応できる技術が限られている
    SPF/DKIM/DMARCの設定は可能でも、IPの信頼管理やバウンス処理は不可能なことが多いです。
     

そこで、自前では運用が難しい「メール送信サーバー」の構築をメール配信エンジン「blastengine」を利用して解決することができます。

通常のレンタルサーバー送信 vs メール配信エンジンの比較

項目 レンタルサーバー送信 配信エンジン(blastengine)
SPF/DKIM/DMARC 対応 対応
IPレピュテーション管理 ✕(自己管理が必要) blastengineが自動で管理
キャリアへの個別ロジック ✕(一律の送信方法) 送信先ごとに最適化
バウンスメール処理 ✕(手動削除が必要) 自動除外でリスト精度を維持

① SPF/DKIM/DMARC対応(送信者の正当性を証明)

  • 両方とも対応
    SPF/DKIM/DMARCの設定は可能なことが多いです、当システムお申込み時に設定を行っております。


② IPレピュテーション管理(送信元の信頼性を維持)

  • 通常のサーバーの場合
    レンタルサーバーではIPレピュテーションの管理は非常に困難です。
    独自でメールの到達率の高いIPを探したり、交換したり、ブラックリストに登録されていないか確認したり、質の良いIPを探し、維持していくのは高度なノウハウが必要です。特に通常のレンタルサーバーは共有IPを利用している場合が多く、他のユーザーが迷惑メール判定された場合、自分にも影響が出てしまいます。

  • blastengineのメリット
    IPの管理はblastengine専任者が対応!
    多くの企業のメール配信サーバー維持を担当する、高度なノウハウを持った専任者が対応し
    高い信頼スコアを維持することで、迷惑メール扱いを防ぐことが可能です。


③ キャリア・ISPへの個別送信ロジック(メールの“送り方”を最適化)

  • 通常のサーバーの場合
    レンタルサーバーは、すべての送信先を同じ方法で一括送信するため、フリーメールやキャリアメールに届かないことが多いです。

  • blastengineのメリット
    送信先の特性に応じて、最適な配信方法を自動で切り替えます。
    これにより、キャリアメールへの到達率が大幅にアップします。


④ 配信後のバウンスメール対応(不達アドレスの自動除外)

  • 通常のサーバーの場合
    バウンスメールは、受信後に手動で削除する必要がありますが、手間がかかる上に漏れが発生しがちです。
    (どんメルでは、バウンスメールが一定以上発生したメールアドレスに対しては、メルマガ解除などの処理を自動化することが可能です。)

  • blastengineのメリット
    配信後のバウンスメールは自動でリストから除外されるので、リストの精度を常に高く保てます。

当システムにblastengineを導入した時のイメージ


① 当システムと配信エンジンの連携(API)設定を行う

  • どんメルシステムの管理画面で設定(設定は当社で行います。)

② 当システムからメールやメルマガの配信設定を行う

  • いつものように、どんメルシステムの管理画面から送信対象リストやメルマガ内容を登録します。
  • 送信時に、blastengineの高信頼IPアドレスが自動的に使われます。

③ blastengineからメールが送信される

  • 送信後は、配信レポートが自動作成され、到達率や不達アドレスが確認できます。
  • 配信の最適化が行われ、キャリアメールにも届きやすい環境が整います。

もし、登録完了メールが届かなかったら?
もし、お客様の問い合わせの返信が届かなかったら?
もし、メルマガの到達率が70%から90%になったら?

どれだけ機会損失になることでしょう。

3. 配信エンジンはSendGridよりもblastengineをお勧め

2024年4月現在、メール配信エンジンとしてこれまでSendGridに対応してきましたが、ご利用者様からいくつかの理由でblastengineを利用したいとの声があり対応しました。

理由1. 配信コストを抑えつつ到達率アップが期待できる. 

SendGridの場合
3,000円からのプランも存在するが、全世界で広く共有IPが利用されており、IPレピュテーションが低い状態が続くことがあります。
14,000円のプロプランを利用することで、独自IPの利用の開始が可能になります。

blastengineの場合
月額3,000円のプランからでもIPレピュテーションの管理をお任せできます。
国内キャリアメールの到達率を上げるために常に最適化を試みています。

理由2. IPレピュテーション管理が優秀!信頼性の高いIPアドレスで配信

SendGridではIPレピュテーションの管理はすべて自己責任。もし不正な送信が発生した場合、自分で解決する必要があります。
blastengineはIPの信頼性管理をblastengine側が一括管理!面倒なトラブル対応も不要です。

理由3. 国内キャリアメールにも届きやすい

SendGridはグローバルサービスのため国内キャリアメールに最適化が難しい。
ドコモ、au、ソフトバンクのメールに届きやすいのがblastengineの強み!

理由4. 法人だけじゃない!個人事業主も使えるblastengine

SendGridは法人限定のサービスで、個人事業主では使えませんでしたが、blastengineなら個人事業主も利用可能!

4. 利用をおすすめしたい方

国内キャリアメールの到達率を確実にアップさせたい方

メルマガの到達率を上げて、クレームや問い合わせを減らしたい方

メルマガ配信を考えている個人事業主の方

会員登録時の確認メールが届かなくて困っている方

英語サポートが不安で日本語対応を求める方

メール配信の安定性を重視する方
 

5. blastengine連携 利用開始方法

■この機能のご提供プラン
    エコノミー、ライト、スタンダード、プレミアム
 
STEP 01
blastengineアカウントの取得
こちらからblastengineの新規アカウント登録を行ってください。
https://app.engn.jp/be/order/request-form 
STEP 02
当社にご連絡
マイページにある「blastengine設定申し込みページ」から必要事項を記入してください。
ご連絡後、当社にてお客様のシステムとBlastengineの連携作業を行います
(連携作業費用無料、通常2~3営業日で完了します。)
STEP 03 利用開始のご連絡
当社にて作業が完了すると、すぐにblastengineをご利用いただけます。

よくある質問

Q: SendGridとblastengineの併用は可能ですか?
A: いいえ、併用はできません。

Q: 設定に不安がある場合は?
A: blastengineの設定は、どんメル有料版の方は当社がすべて無料で代行します。

Q: SendGridから乗り換えたら、すぐ使えますか?
A: はい、操作はそのままで、配信環境だけがblastengineに指し変わります。